Ryoma

おかえり、ブルゴーニュへのRyomaのレビュー・感想・評価

おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)
4.4
フランス南東部🇫🇷ブルゴーニュ地方。葡萄畑🍇で彩られる雄大な自然美、そのゆったりと流れる時間の中で一歩踏み出し前に進んでいこうとする兄弟の姿が丁寧に描かれていた。みている側も前向きにさせてくれる爽やかな終わり方も好印象な作品だった◎
ワイン🍷に関してあまり知識はなく頻繁には飲まないけれど、美味しそうに飲んでいる彼らの姿をみていると少し興味も湧いてきたし、本場(ワイン世界生産三代国はフランス🇫🇷・スペイン🇪🇸・イタリア🇮🇹らしい)の、のびのびとした環境で育ったワインも飲んでみたいなあと思えた🙋‍♂️


後悔を残して出ていった故郷や、わだかまり・確執を残した父との関係、それらと向き合い、過去を受け入れた上で訣別し、前に進んでいこうとする長男の姿。そして、各々がそれぞれの環境下で抱える悩みや兄弟における立ち位置での苦悩を乗り越えて、自分たちの道を歩んでいこうとする兄弟の姿に、兄弟を持つ身としてよりいっそう沁みるものがあった。また、兄弟・姉妹という身近な存在だからこそ、心配をかけたくないがために、素直になれず本音をいえないこともしばしばあり、歪みあうこともあるけれど、その根底にはいつでもお互いを思う心があるんだと再確認させてくれた物語であった。



📝memo
フランス🇫🇷
ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュは3大ワイン産地であり、その地方ならではの地形、土壌、気候、葡萄の品種、醸造方法があるため、つくられるワインにも地方色が色濃く現れている。
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