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「スポットライト」に投稿された感想・評価

しもむ

しもむの感想・評価

3.0
ロシア発の監獄オペラ。

舞台はロシアの片田舎の女性刑務所。
ひょんな事から歌の才能を見出された堅物看守と夫殺しで服役中の元歌手が織りなす物語。

実際にイギリスの刑務所であった話をロシアに合わせて脚色された物語。
上映後のQ&Aで主演女優さんがこの映画を「リアルスティックなおとぎ話」と言ってたけど、まさしく。

話自体はファンタジーだけど、語られてるのは、男に虐げられてる女性の姿であったり、事なかれ主義の組織社会であったり社会派なテーマ。
ラストの番組での展開は予想外だったけど、あの姿こそ観客が見たかったモノだよね。観てて胸が熱くなるモノがあった。
最後の展開は何となくガタカを思い出したりしたな。

ちなみにこの映画、エンディングがそれまでのしんみりな雰囲気から一変。
キャスト全員が笑顔で合唱しながら、めっちゃ爽やかに終わるから呆気に取られてしまった。本国で公開した際、エンディング部分は評論家達から「あれは何故ああした?」と、めちゃくちゃ突っまれたそうで、最終的に監督が「想像にお任せします」と匙を投げたエピソードが笑った。
よし

よしの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

有り体に言えば、『家族や仕事に縛られた中年女性が自分の本当にしたいことをどうやってやり遂げるのか』という女性の生き方・変革についての映画。でも、そこに女性刑務所内での話や看守である主人公と受刑者のスター(という名前の女性囚人)が音楽を教わる生徒と先生役となって立場が逆転しお互いの感情が変化していく、というちょっと変わった設定があるので退屈せずに観られます。
看守と受刑者としてでは決して見ることがなかった一面を互いが見て意識が変化していくところが面白いです。

また、映画を観終わる頃になると、この映画は最初から主人公が歌手ではなくて看守の仕事を選ぶことを示していたんだということが分かってきます。彼女が歌手になる夢に向かって邁進するシーンでは情緒的音楽が流れ、現実の厳しい壁にぶち当たるシーンではバックで流れる音楽が途切れる構成になっていて歌手になる夢は彼女にとってやはりただの夢でしかないんです。

映画が終わった後もこの先彼女はどうするのだろうと想像させる終わり方で、いろいろな意見があると思いますが、私は彼女は更に看守という仕事に取り組むようになるんじゃないかと思います。彼女は最後にはスターを救うという選択をした訳で、彼女に取って本当にすべきなのは看守の仕事なのだと強く思ったはず。

ロシア映画はほとんど観たことがなかったのですがこれは結構面白かった。
Pinewood

Pinewoodの感想・評価

1.5
隠れた才能、幼少期のトラウマ、はじめは対立するも信頼で結ばれる仲間等々の定番展開。 郊外女性刑務所の女性刑務官をヒロインに単なるシンデレラストーリーにせず組織腐敗、SNS、マスコミ、家族と夫婦の問題等々、現代ロシアが抱える問題にも触れてる良作。

貫禄あるオバハンがドレスアップしたら、あらお綺麗…とならない?カモフラ柄の制服制帽姿の方がカッコいいというのは流石おそロシア。
歌唱や楽曲で大円団!としなかったとこも良かった。
はるち

はるちの感想・評価

3.4
人前では酔ったときにしか歌えない女性刑務所の看守が、囚人から歌を習い、オーディション番組への出演を目指す。看守と囚人の間に友情が芽生えていく…というお話。
冒頭の看守の少女時代のパフォーマンス、しびれました。

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