地下からきました

この世界の(さらにいくつもの)片隅にの地下からきましたのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

戦争のある日常を体現した体験映画
きっと当時の多くの人がこんな生活だったのかなというリアリティがあった。

ほっこりした作画から、急に強烈な光や音が飛んでくる演出は戦争の恐ろしさを巧く表現している。

すずさんは最早キャラではなく実在していた人物だと言える程の現実感を作り出していた。ボケッとしていた女の子が戦争を通して怒り、憎しみ、懐疑を抱き、決して強くはないけれど、居場所があるから生きていく。
ふわふわしたタンポポも、根を張ればそこが居場所になる。