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オーヴァーロードのKのレビュー・感想・評価

オーヴァーロード(2018年製作の映画)
3.1
ナチス+強化人間+グロ表現、それすなわち良質B級映画なり。

ナチスドイツが村人を攫い、特殊な血清を打つことにより強化人間の兵を作るという、なんともありがちな設定。

鼠も殺せない心優しい主人公、軽口を叩くがいざという時には身を張る上等兵、つっけんどんだけど最後は任務のために命を絶つ伍長、冷酷非道なナチス将校。

どこをとっても漫画のような、ステレオタイプの映画です。

既視感があるからこそそこには、一つの「映画らしさ」が詰まっていて、映画でしか味わえない娯楽がここにあります。

昨今社会派の風刺映画であったり、多元化したヒーロー映画といった奇をてらう映画達がいで立つ中でベタベタのアメリカン映画というのも悪くないものです。

なにも考えずに頭空っぽにしたい方にはおすすめです。
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