ハワイ沖で沈没したロシア潜水艦を発見したアメリカ海軍駆逐艦。
潜水艇で救助に向かったリンチ中佐らは、絶滅したと思われていた巨大な古代鮫メガロドンに遭遇、潜水艇ごと飲み込まれてしまう。
潜水艇の救出、ハワイ本土への被害を食い止めるため、兵士たちは史上最強のモンスターに壮絶な戦いを挑む。
体長40メートル、伝説の超巨大古代鮫<メガロドン>に挑むパニック・アクション。
ジェイソン・ステイサム主演の『MEG ザ・モンスター』と間違って鑑賞される作品。
あれは『MEG』。
これは『MEGA』。
タイトルはよく確認しましょう!
当然、ジェイソン・ステイサムは足の小指さえ出てきません。
正直メガロドンはおまけみたいなもので、アメリカ軍とロシア軍のケンカを描いた作品。
メガロドンってタイトルの映画でパッケージもメガロドンなのに、肝心のメガロドンがほとんど出てこない。
なんだこれ。
むしろメガロドン関係ありましたか???ってくらいのお話でした。
というか、40メートルな超巨大サメが攻めて来ているんだから、普通は官民あげて国境を越えて対処するだろうに。
延々と「艦長の私にはむかうのか!」「私は自分が開発に関わった潜水艇で調査がしたいのであります!」と海軍での命令系統についての言い争いが続きます。
最後はインデペンデンス・デイみたいな演説まで始めちゃったよ。
全然盛り上がってないのに。
トホホ。
なんかもうグダグダ感が満載過ぎて、観ていて辛くなりました。
しかも舞台がビーチじゃなく駆逐艦なのでお色気要素はないし。
また、メガロドンがどこから来た?だとか、どうして潜水艇を何度も襲うの?とか不明です。
細かい事はいちいち気にすんな!ってことですか。
ついでにいうとメガロドンのシーン、使い回しが多い。
というか、学術的にもありえないほどの大きさだろ。
とりあえずサイズだけは本家を超えてくる。
やはり安定のアサイラム&アルバトロスですね。
それにしても、ジェイソン・ステイサム主演のメガロドンを主とした大作『MEG ザ・モンスター』が公開された2018年にこの映画ぶつけてくるあたり、さすがアサイラムですな。
本家が出来てから急いで作る。
そりゃーー間に合わせ感が半端ないのも納得です。
アサイラムの旬の話題を逃さない、早い仕事には感心させられます。