ノッチ

MEGALODON ザ・メガロドンのノッチのレビュー・感想・評価

MEGALODON ザ・メガロドン(2018年製作の映画)
1.5
ハワイ沖で沈没したロシア潜水艦を発見したアメリカ海軍駆逐艦。

潜水艇で救助に向かったリンチ中佐らは、絶滅したと思われていた巨大な古代鮫メガロドンに遭遇、潜水艇ごと飲み込まれてしまう。

潜水艇の救出、ハワイ本土への被害を食い止めるため、兵士たちは史上最強のモンスターに壮絶な戦いを挑む。

体長40メートル、伝説の超巨大古代鮫<メガロドン>に挑むパニック・アクション。

ジェイソン・ステイサム主演の『MEG ザ・モンスター』と間違って鑑賞される作品。

あれは『MEG』。

これは『MEGA』。

タイトルはよく確認しましょう!

当然、ジェイソン・ステイサムは足の小指さえ出てきません。

正直メガロドンはおまけみたいなもので、アメリカ軍とロシア軍のケンカを描いた作品。

メガロドンってタイトルの映画でパッケージもメガロドンなのに、肝心のメガロドンがほとんど出てこない。

なんだこれ。

むしろメガロドン関係ありましたか???ってくらいのお話でした。

というか、40メートルな超巨大サメが攻めて来ているんだから、普通は官民あげて国境を越えて対処するだろうに。

延々と「艦長の私にはむかうのか!」「私は自分が開発に関わった潜水艇で調査がしたいのであります!」と海軍での命令系統についての言い争いが続きます。

最後はインデペンデンス・デイみたいな演説まで始めちゃったよ。

全然盛り上がってないのに。

トホホ。

なんかもうグダグダ感が満載過ぎて、観ていて辛くなりました。

しかも舞台がビーチじゃなく駆逐艦なのでお色気要素はないし。

また、メガロドンがどこから来た?だとか、どうして潜水艇を何度も襲うの?とか不明です。

細かい事はいちいち気にすんな!ってことですか。

ついでにいうとメガロドンのシーン、使い回しが多い。

というか、学術的にもありえないほどの大きさだろ。

とりあえずサイズだけは本家を超えてくる。

やはり安定のアサイラム&アルバトロスですね。

それにしても、ジェイソン・ステイサム主演のメガロドンを主とした大作『MEG ザ・モンスター』が公開された2018年にこの映画ぶつけてくるあたり、さすがアサイラムですな。

本家が出来てから急いで作る。

そりゃーー間に合わせ感が半端ないのも納得です。

アサイラムの旬の話題を逃さない、早い仕事には感心させられます。
ノッチ

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