ジャングル・クルーズのみどなのネタバレレビュー・内容・結末

アドベンチャー。
アトラクション「ジャングル・クルーズ」の実写映画化。

冒頭で、テーマパークにおけるお馴染みの演出にくすりと匂わせるが、
物語と何ら関係ない。
同じ船、同じジャングル、同じ船長。そういう相違を見せる。

「月の涙」に最も近づいたアギーレ船団（エドガー・ラミレス）が
スペインより航海に出たのは16世紀「大航海時代後半」。
そこから400年。
現代は19世紀「パクス・ブリタニア」期のイギリス。
世界の頂点だったイギリスで、「同性愛」も犯罪とされる世。

「医療の発展とは」という
どこに「義」を置くか、という問題を抱えているのでは？
医療技術が進んでいないその時代だからこそ、
「月の涙」なんて非科学的なものを求めた。

アドベンチャー娯楽作品としては、
呪いにかけられたかつての仲間との「決別」。
400年という果てしなく長い年月の結末を見送るもの。