オランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホの人生を描く伝記ドラマ。
アムステルダムのゴッホ美術館にも足を運んだことがあったりとゴッホについては知識があると思っていたが、私の知らないゴッホがここにはあった。
厭世的で人間に対して不信感を抱くようないわゆる”一般的な”姿から、そうならざるを得ないような過酷な環境にいたのかという同情まで、あらゆる視点でゴッホを多角的に観ることができる。
それにしても、フィンセント・ファン・ゴッホの苦悩に満ちた晩年はなかなかに心にくるものがある。
テンポが悪く退屈するところもあるが、ウィレム・デフォーの好演は必見に値するだろう。