長きに渡り多くの人に愛読されてきた不朽の名作『若草物語』。
小中学生頃に読んだ記憶があるが、どんな内容だったかスッカリ忘れ去っていた状態で鑑賞。
観ているうちに「ああ～こーゆーエピソードあったなぁ～。。。」とウッスラ思い出してきた。
美しく優しい長女メグ。
聡明で快活な次女ジョー。
内気で病弱だが誰より高潔な心を持つ三女のべス。
無邪気で甘えん坊だけど賢い末っ子のエイミー。
それぞれに溢れる才能や魅力が輝く四姉妹の物語である。
さて本作は自分の記憶が正しければ、おそらく原作『若草物語』『続・若草物語』を繋げた内容と思われる。
19世紀後半のアメリカを舞台に、当時の女性の生き方や価値観を四姉妹の次女・ジョーの視点を中心に描いてゆく。
父親が従軍牧師として出征中のマーチ家。
慎ましく過ごしているけど、毎日がキラキラと輝くような、将来を夢見る希望にはち切れそうな四姉妹の少女時代と、
大人になった彼女たちがそれぞれの道を歩み、ままならない現実に直面しながら成長してゆくお話。
次女ジョーの視点ではあるが、四姉妹それぞれの価値観と歩む人生が生き生きと描かれており、
見る人それぞれでお気に入りのキャラが違ってくるかもなーと考えると面白い。
ちなみに、子供の頃に読んだ時は、長女メグがお気に入りだった記憶があるが、
年を経てみると、次女のジョーに共感するかなぁ。
シアーシャ・ローナンはじめ、エマ・ワトソン、ティモシー・シャラメ、
ローラ・ダーン、メリル・ストリープなど豪華キャスト。
また改めて原作を読んでみたくなりました。
