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恐怖の報酬 オリジナル完全版のAKALIVEのレビュー・感想・評価

5.0
ジーーーーー。
タイトル、、

映画上映開始

下らない話します。
下らない話大好きなので

バーに入るとまず店員がおしぼりくれたりね、1杯目のオーダー頼んで、さっさと出してくれて。乾き物を出すタイミングも最高でね。ムード作ってくれてね。仕事どう?なんてね。いいもんですよ。

でもそういうおもてなしは 居心地を良くするためにやってんだろうね、こちらも1番の悦びはお酒を呑んでいる時なんだよね。映画も物語から入るんですよ。でも至極は映画の撮影×編集それ自体。撮影、カメラの動き、編集によるテンポのコントロール、感情: エモーションが醸し出されたり、溢れ出したり、ダイナミズム: 決められた枠をあえて設定することでその枠を超えた/越えた時にグルーヴと言うんでしょうか、テコの原理と言うんでしょうか、サッカーのフェイントと言うんでしょうか、……ウォオ!!ウオォ!!ウォオ☄️と体全体に電撃が走るよな感覚になる。

最高やろ?
ぁあ💦さいこうですよね

そいで
何だっけ、

ああそうだ。昨日のケン・ラッセル監督『Tommy』(1975)のレビューであえて多くを語りませんでしたが、今後、こういう別のレビューで、その時言いたかったことのいくつかを散りばめてみよう、なんて思っています。早速ですが、あの映画の最も素晴らしいシーンの1つが「ピンボールの魔術師」のシーンです。ピート・タウンゼンドがとにかく最っ高で、彼がギターを床に叩きつけると観客が雪崩れ込むんです。それってザ・フーのライヴで起こらなかったことですよね(?)。まもなく始まるパンク・ムーヴメントでは当たり前の光景ですけれど。(🚨パラノイアご注意)🧴🎩あれって僕は面白いなと、あることを連想してしまったんですよ。あれを僕は「シャンプーハット理論」と呼んでいて、大阪の漫才コンビでシャンプーハットというのがいまして、分かる人がいたら嬉しい、彼らの漫才の、 こいで「この人らなんか笑ってんもん」 てつじ「なんで笑ってんの」「こいちゃんは今、夢であるガス警報機をしたいという事だけです」「人の失敗そんな面白い?!」「もう漫才はティー・パックのくだりで終わっています」っていうやつ。ピート・タウンゼンドがギターを壊すのも、このファッキン・ショーは終わりだ、あとどうすんだお前ら、まだパーティしたいならステージに上がるなり何でも好きなことしろよ!!ってことだと思うんですよね。

・・・

・・・・・

💦💦

🚬🚬🚬

🥱

あの💧た、たった今、William Friedkinからビデオ・メッセージが到着しましたー!!

「ウィリアム・フリードキンです。日本の観客の皆さまへ、ロサンゼルスからご挨拶します。ここは私の書斎です。今回の公開に対して、心から感謝したいのは、キングレコードと日本のファンの皆さまです。映画「恐怖の報酬」は1977年に撮影しましたが、キャリアの最高傑作だと信じています。最も誇りに思う作品です。今回の上映で、とても喜ばしく思うのは、新しい観客にお届けできることです。これまで日本の映画監督から多大な影響を受けてきました。過去の偉大な監督たちです。小津安二郎や黒澤明をはじめ、新藤兼人などです。日本の映画人 に刺激を受けて映画を作ってきました。だからこそ、私の最も愛する作品が、今回、日本で上映されるのをとても光栄に思っています。ぜひ楽しんでほしいですね。スクリーン上の出来事は すべて本物です。CGじゃありませんよ。コンピュータ が登場する前の映画です。アクションシーンはすべてカメラの前で行いました。今の映画作りとは違いますが、先ほども言ったとおり、最も愛する作品です。ご覧いただけて、大変嬉しく思います」

💧💧💧

😴😴😴

💤💤

よ…よかったですねぇ。
William Friedkin監督、ビデオ・メッセージありがとうございました😊(😂)

つ、続きまして
わたくしの当時の感想を日記に書いていましたので、僭越ながらご紹介させていただきます☺️(😇)

「人生とは?
そんな2つの強烈な場面。
ウィリアム・フリードキンほんとうに恐ろしい!!

ニトロを積んだトラックはほんとうに格好よかった!!

悪魔と一緒に険しい道を進み、
悪魔に助けられるという。。」

🥴🤛🏻薄いぃ🤨コメントが薄いんじゃあ(by 千鳥🥴🤨)

⏳サラー

⏰カチカチ

☎️…

🚬🚬🚬モクモクモク

😞❗️

暴露して良いですか、
私が映画の中で最も凄いと思うシーン言います。
それは、
『アメリカン・サイコ』でパトリック・ベイトマンがポール・アレンを斧でブッ叩くシーン。

🙃😛🤨🤭😦😏😕「この興行主イカレてる」

⌛️   ・ ザワザワ ・   🎙

😞

クリスチャン・ベールが凄まじい狂気を演じていて。あれは映画史の中でも5本の指に数えられる素晴らしいシーンですよ。アメリカのニューペインティングのロバート・ロンゴの作品が後ろに飾ってあってね。

正装に身を包んだ男女に物を投げつけた時の驚きの表情やドラマチックなポーズでね。

ヒューイ・ルイスが好きだったり、高級料理店の予約が取れなくてブチギレたりね。

あんなにも状況自体がエモーショナルなんだという視点とそれを撮影する手法、後にも先にもないんですよ。

あれは悲劇ですけど、ああやって撮ってくれる人たちの存在は、主人公パトリック・ベイトマンにとっても、やっと訪れた 福音なんですよ。

・・・🥱・😴・・・
(ダメか、これまでだな、まだ出て来ない?え?来た!?!?はあよかった!!)

皆さん大変長らくお待たせ致しました!!

Sorcererのご登場です!!

🚍

🧱

ニトログリセリンを積んでいます!!

ざっとここまでのストーリーを話すと、

テロ行為からマフィアの活動まで、犯罪によって男たちは故郷から追放され、今では離れることができなくなっている。

ある日、彼らが暮らす、ジャングルに囲まれた南米奥地ポルべニールから、300マイルほど離れた山の上の油田で爆発事故が起こる。

石油会社の支配人は、ならず者たちを使い、ニトログリセリンの爆発で消火するしかないと考えた。成功したら多額の報酬が与えられる。

危険なニトログリセリンを運ぶためのモンスタートラックが2台用意されて、その内、1台はSorcererと呼ばれている。

あらゆるものが彼らにとって人生の意味となり

William Friedkinの『Sorcerer』(1977)

は理想的な世界の辺縁の方にはじかれた男たち

を映画で表現して魅せた

実存主義の新訳である。

Sorcererが完成してからの後半1時間

だけでいい 全人類観てくれ

意味から 遠ざけられ 危険さえ

乗り越えるべき 壁となって

立ち塞がる

そこに何の意味が あるのか

分からなくなっていく 男たちの姿を

涙がボロボロ出るかもしれない

意味とは

やはりさまざまな環境のことである

ことを証明する

サウンドの凄さにも注目だ

ペシミスティックな
楽隊が
真っ暗闇の
映画館にやって来て

俺の心を掴んで
離さない。

『Sorcerer』レビュー補足・後記 :

この映画は前半が物凄く眠いです。実際、私が2018年の暮れに映画館で観た時、30時間、眠っていなかったせいでもあるのですが、開始10分と経たない内に寝てしまい、気付いたら劇場のスタッフさんに起こされるという(恥)。日を改めて万全の状態で再チャレンジし、やっと映画の力を体感することが出来ました。こんなレビューにしたのもそのトラウマがあったから。

これは自分だけのケースだったのか?勿論調べましたら他のユーザーの方も、前半が、という声があったので、とても腑に落ちたという訳。Sorcererが完成してからの後半1時間、映画的快楽の連続です。このレビューにおける「意味」についての記述は私のFilmarksでの集大成かもしれない。

ほぼ同時期に公開された映画がGeorge Lucasの『Star Wars』(1977年5月)だった。同年11月公開のSteven Spielberg『Close Encounters
of the Third Kind』とにも挟まれた。ウォーターゲート事件の裁判もおおかた決着が付いた1977年に、オーディエンスはこのような希望に満ちた映画を求めていたのかもしれませんね。

映画には1枚の写真が挿入されているが、この映画の中の強欲な石油会社の取締役会の写真だそうだ。実際には、William Friedkin の映画が予算を超えて高騰する中、毎日のように資金を稼いでいたスタジオのオーナーであるGulf + Westernの取締役が写っているらしい。

Sir David Leanの『The Bridge on the River Kwai』(1957)を参考にした際のエピソードが面白い。William FriedkinはDavid Leanに直接意見を求めて押し掛けたそうだ(笑)。大巨匠は『The Bridge on the River Kwai』をもう1度撮るとしたら台詞を3分の1にすると語ったという。この言葉に触発され、彼は極限まで台詞を削ぎ落とし、映像によって物語を紡ぐことを実践していく。脚本はWalon Greenだった。Walon Greenと言えば、Sam Peckinpah『The Wild Bunch』(1969)の脚本を書いた人だ。"人間ってのは人殺しする生き物なんだ"。それはラストシーンに象徴されている。
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