このレビューはネタバレを含みます
田舎で起きた事件を起源とした人間ドラマ。
実際に起こった事件、この手の事件はいくらでもありそうだけど、そこならヒントを得て作り出されたこの作品にどんなメッセージ性があったのか。
大衆が求める目線で作られていない、モヤモヤがこびり付くような余韻。
結局のところ真相はどうなのか、何が起こりどう着地したのか、後は想像にお任せするパターン。
その手法が完全に間違っているとは思わないが、色んな角度から取り沙汰される情景はどちらかというと希薄で、纏っていない感が没入しにくい要因になっていたかもしれない。
それらがイマイチ納得できなくても、何かしら晴れる展望を遂げるのならと我慢していたのだけど。
この終わり方では腑には落ちない。
村八分の恐ろしさ、だから村八分には気を付けよう、お互いにねってこと？
きっとそれ以上に汲み取る要素に溢れているのだろうけど、無闇に掘り下げたくないと心から思ってしまいました。
