このレビューはネタバレを含みます
・最初の嫌悪感
・寅さん
・共同執筆脚本、手紙
・良い笑い声
めっちゃ良かった。おすすめです。なにが良かったか書こうと思う。
最初とってもトニーが嫌で粗野で粗暴で差別的な主人公がちょっと耐えられないレベルの嫌な人だと思ってしまった。
ドクターが一人でお酒飲みながら仲間をみているのを目撃するトニーから徐々に好きになりはじめ。あぁ、この人は寅さんなんかなと思った。
手紙の共同執筆のくだりめっちゃ良く。最終的にトニーはドクターもドロレスも親戚も素敵だと言う手紙を書けるようになる。自分にもあんなに素敵な手紙が書けると良い。脚本家三人だからこういうアイディア生まれたのだろうか?これも事実なのか。
留置所のシークエンスからの雨の中のドクターの怒り。
ドクターの人となり、暴力に訴えないし理不尽にも屈しない。
一方、トニーの人となりあの手この手ブラフなんでも使う。だんだんチャーミングに見えてくる。家族を大切にしてる。
街の名前忘れたけど車で中指立てるあたりの音楽良かった。サントラ買ってしまった。サントラ案件。
結構石盗むシーンとか劇場のお客さん結構笑っててそのかんじがまた良い感じだった。無理して笑うとかじゃなくて徐々にニヤニヤ口角上がっていく感じ。ああ観たのは日比谷シャンテの最終回です。居合わせた人なら笑い声の感じ分かってもらえるかも?
クリスマスのラストも良くて、メリークリスマスってあんなふうに言うんだなって。警官のメリークリスマス良かった。
「手紙をありがとう」ってあのシーンめちゃ良いなあって思ってしまった。素敵な手紙ならきっと読み聞かせたくなるなあ。すげーよかったなあ。あんな手紙が書けるようになりたい。こんな良い感じで笑わせてくれるのめっちゃ嬉しい。
そして個人的に『ROMA』、『ブラック・クランズマン』、『ドライビングMissデイジー』をまだ観てないのですごい楽しみが残ってる。きっとどれも素晴らしい映画だと思う。
あぁ、ファミチキ買うの忘れて帰って来てしまった。もしこれから観る人がいるとしたら観終わりでケンタッキーいける映画館がいいかも。
ネタバレフィルタしてるから観た後だろうけれどもw
脚本賞だし役者すごいし作品賞不思議じゃない。もう一回観に行く気がする他の人のレビューみて思った。おしつけがましくないとか穏やかとか心地よさとかどうやってるんだろう?