ホッパー

春原さんのうたのホッパーのネタバレレビュー・内容・結末

春原さんのうた(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分は短歌をしてるのでオープニングに歌人でこの映画の元になる歌をお作りになった東直子先生をスクリーンで見れて良かった。

何回か劇場に足を運んだ。女性の一人暮らしでドアが空いてるのが気になって監督に質問したら意識してなかったとおっしゃった。採光とか無意識に空間の気持ちよさを優先されてたのかな?と思った。聞く前に思ってたのは見護られている安心感なのかな?と勝手に想像してた。ヒロインを見護る想い人の存在がその画に現れているのかな?と自分では考えてた。

男性がヒロインのために泣くシーンは恋の演技だと観てるときに感じた。でもストーリーはそうじゃない。ニュアンス微妙なのだけど物語のすじを全部つたえずに撮ったとトークショーで聞いた。ストーリーで観客が書き換えられば良いのだけれどそのシーンはほんとうに恋の演技にしか見えないぐらい迫真だったのでそれが惜しいと思った。

でも31文字からこうして膨らませて寄り添って映画を撮ることに敬意をおぼえます。
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