どしたーージェイソン・ライトマン!!
「サンキュースモーキング」「ジュノ」「マイライフマイレージ」「とらわれて夏」などを監督したハリウッドの若き俊英ジェイソン・ライトマン。彼の最新作が本作!なのですが、こんな中途半端な作品なかなかない!ってくらい、映画のテーマも結末も、いろいろ中途半端!
ジェイソンのファンとしてめちゃめちゃ残念なので、レビュー書くことにしました!
○あらすじ
1988年アメリカ大統領選挙。ゲイリー・ハート上院議員は、史上最年少の46歳で民主党の大統領候補となり、予備選で最有力候補として一気に躍り出た。その若さからジョン・F・ケネディの再来と称され、大衆からも愛されていたハートの状況を一変させる出来事が起こる…
アメリカの大統領選挙を描く映画ってけっこうありますよね?本作も実在のゲイリーハートの選挙戦の3週間を描いた物語です。
実は、選挙戦の内情を描くパートは非常によくできており、選挙参謀を演じるJKシモンズ他キャラも素晴らしく、アメリカの選挙の特徴やプレゼンテーションの面白さが伝わってきます。
サンキュースモーキングで見せた、ポリティカル悲喜劇をうまく描くジェイソンの手腕は確かで、このままいけば、とりあげた人物が面白ければ、きっと大成功をおさめたに違いないのです。
ではなぜこんな中途半端なできになってしまったのか???
このゲイリーハートが起こしたスキャンダルというのが…
しょぼすぎ!!!
いや、なんでこんな人のこんな事件を取り上げたの???としか言いようがありません。
さらに、しょぼすぎならばそれなりにショボく描けばいいのに、本作はそのスキャンダル一本やりで、ついにゲイリーハートが陥る運命まで、そのスキャンダルのみで勝負しようとします。
でもって最悪なのは映画の終わり方です。
結局スキャンダルにおわれたゲイリーハートが選んだ道は…
え??
何がいいたいの?これは、観客にどう思ってもらいたいの??
…いやほんと、アメリカの選挙の歴史で、なぜこんなショボい事件をあのジェイソン・ライトマン監督が描きたかったのか?とにかく謎が謎を呼ぶ作品。
しょぼすぎ、つまらなすぎ、中途半端すぎで唖然!
ちなみにジェイソン・ライトマン監督の次の作品は父アイバン・ライトマン監督をひきつぐ「ゴーストバスターズ3」のはず。
うーん、そっちも頑張って欲しいけど、ジェイソンライトマン監督にはサンキュースモーキングのような、皮肉たっぷりなコメディドラマで本領発揮して欲しい!
ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ
ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ
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ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ
ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ
ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ
ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ
ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ
ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ
ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ・ネタバレ
ゲイリーハートのスキャンダルとは、選挙中にパーティで知り合った女性と浮気していたこと。
結局その火消しに失敗し、選挙戦から離脱します。
え??
それだけで?
しかも、女性が金をとろうとしたわけでもなく?
証拠もないのに???
なぜ彼が離脱したのか?
というと、家族のため…というニュアンスがあるのですが…
なんだかそれもモヤモヤなエンディング。
「メディアは候補者のスキャンダルではなく、やりたいことを取材すべき」
という風にもとれるのですが…にしても、浅い!
なんだこれ!
ふう!書いてすっきりした!
あ、ヒュー・ジャックマンはよかった!