2019年68本目の劇場鑑賞。
令和元年39本目の劇場鑑賞。
IMAXレーザーGT2D(字幕版)で鑑賞。
DCコミックスのバットマンに登場する最強最悪の悪役“ジョーカー”に焦点を当て、
コメディアンを夢みる心優しい男アーサー・フレックが、
いかにして社会から切り捨てられ、
狂気の怪物へと変貌を遂げていったのか、
その哀しくも恐ろしい心の軌跡を重厚な筆致で描き出す。
DCコミック“バットマン”に登場する宿敵で有名なヴィラン“ジョーカー”が主人公。
バットマンも登場することもなく、
派手なアクションシーンもなく、
人間ドラマがメインで描かれている。
黒で無口なバットマンとは対照的に、
白でいつも笑っているジョーカーだが、
彼にとって笑っている場合ではない不運が続く。
アメコミ作品であるがR指定で血生臭いのが良かった。
ロバート・デ・ニーロが出演しているが、
コメディアンとして成功をするのを越した妄想に浸る“キング・オブ・コメディ”、
蛮行を犯した者が大衆の支持を得る“タクシードライバー”の2作を思わせる。
本作の見所は、
ホアキン・フェニックスの怪演で、
ホアキン抜きでは本作はありえないと言っても過言ではない。
第76回ヴェネチア国際映画祭で見事、
最高賞の金獅子賞を獲得したので、
2020年発表のアカデミー賞に期待が高まります。