吉田ジャスティスカツヲ

あした世界が終わるとしてもの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

3.4
似て非なる別世界から、ボクと命のやり取りをしに来たのは【シュワルツェネッガー🕶ではなく】ボクと同じ顔の男だったり…
美少女アンドロイドだったりしました。


第二次世界大戦を境として、平和な民主主義国家としての道を選んだ日本と…
反対に全体主義の独裁国家としての道を歩んだ並行世界の日本が同時に存在するという設定でした。

おそらく造り手のやりたいことは、
一見して何事もなく平和なように見える現代日本社会の『それでも確かにそこに存在する漠然とした不安や危機感』ってものをSFアクションとして機能させることなのでしょうな🤫

また、観客に【まさかこんなお話だとは思わなかったけれど、楽しかった‼️】と言わせることなのです。きっと。
たしかに青春ドラマとしても、SFアクションとしても見応えありました。

本作と対極的に、分かりやすいことを意図して難しく伝えるって押井守のスタイルが苦手な私にも、難解さも皆無でしたよ👍





うーん🧐…

教室で主人公とヒロインが会話をし、第三者に揶揄われた際のセリフ…
【違うわよ、ただの幼馴染みなだけなんだからぁ】。

すでに民間人の大量虐殺が行われ自衛隊まで全滅したあと、更に大きな現象が起きた新宿で、部下が上司に向かって【新宿で異変が⁉️】って報告のしかた。

また、造り手が観客に最も解ってもらいたいことを(超:大者の声優)ナレーションでサッサと済ませて面白く無いなどなど…

言っていることと、やっていることの【対象年齢に大きなチグハグが】見られました。
幼いなぁ…
監督は映画をたくさんは観たことないのかなぁ?
本編最後にタイトルロゴを入れる手法も、意味がわかってやっているとは思えませぬ。

もう、私:吉田はこの手のジャンルは卒業することにしましょうね。
あらかじめ分かっていたのなら。