二転三転を繰り返す練りに練った脚本、豪華俳優陣の安定した芝居、テンポ良いストーリー展開は、ドラマファンはもちろん初心者も充分楽しめる一級娯楽作。
過去にドラマ「リーガル・ハイ」や「デート〜恋とはどんなものかしら〜」、映画『エイプリルフールズ』などを手掛けた脚本家・古沢良太によって散りばめられた伏線とその回収は、登場人物のみならず我々観る者までをも巻き込み、彼の手のひらで面白いまでに転がされる。
しかし、今も信じ難い三浦春馬くんの突然の訃報と冒頭のテロップだけは見たくなかった。
彼の容姿と幅広い演技力は、同性ながらとても魅力的で、日本の数少ない“俳優” として、またいちファンとして将来を楽しみにしていただけに、とても悲しく残念でならない。
“君に届け”
今は心からご冥福をお祈りします。
8 2022 199 2020/7/18