Kuni

アマンダと僕のKuniのレビュー・感想・評価

アマンダと僕(2018年製作の映画)
3.8
私1人で観た作品です。

ジャケ写のイメージで、このままアットホームなストーリーだと思っていたら意外な展開に衝撃を受けた。

これは突然テロによって大切な肉親を失うストーリー。
朝「行ってきます」といつものように出掛けた家族が、帰らぬ人になるなんて…。
誰が想像出来るだろうか❓️

TVで観るテロが、遠くの出来事でなく、自分の身にふりかかる悲しみ…

大人でも辛いのに、幼い子供にはどれほどショックなことか。
アマンダの反応は、わがままじゃなくて現実を受け止めたくないからなんだと思う。

子供扱いではなく、1人の人間としてアマンダを尊重するダヴイットが誠実で好感が持てた。

明日をどう生きるか不安で、涙を流すときがあっても、残された者同士支えあっていく。

レナや母との関係。
ダヴイットが選んだ決断。
最後のテニスの試合で、アマンダに生まれた笑顔。

この先どんな未来が待っているかわからない。
でもそんな中に、ひとすじの希望🌈を感じたラストでした。

考えさせられるお話ながら、重すぎずに観られる良作だと思います👍️
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