カズナリマン

ハッピー・デス・デイ 2Uのカズナリマンのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)
4.0
パート3がひたすら楽しみ!

新型ジャンルベンダー「ハッピー・デス・デイ」のパート2見て来ました!
「ハッピーデスデイ」がそもそも既存のアイディア+1のパロディ風味強めの作品なので、続編はどうかなーと思ってみにいったら…

なるほど、その手があったか。

もともとあったパロディ風味をさらに強めにして、開き直ってジャンルをSFコメディ(前作のジャンルはスラッシャー学園ホラー)に変え、勝負して来ましたねー。

その結果は大成功!

前作から引き継いだ「犯人探し」の面白さはそのままに、(今流行りの)オタクが活躍する学園ドタバタSFコメディをガッチャンコ!それに加えてパラレルワールドネタに乗っかったテーマまでぶっこんで…それがまさかの泣けちゃう!とゆーね!
正直1作目をみてないと「なんだこれ」感は強いですが、1作目から続投のライカブルなヒロイン、ツリーと愉快な仲間たちがしっかり魅力を発揮してくれるし、新しいキャラたちも非常に魅力的に描かれていて、それでいてストーリーがブレない面白さ!

わずかな難点をいうならば、パラレルワールドネタがご都合主義的な展開をみせるところと、犯人探しよりもSF的解決に重きが置かれた展開に戸惑うこと…

でもね、「この映画がやろうとしていること=続編でのジャンル変更」が野心的なトライであり、1作目のキャラと新キャラが好きすぎて「ご都合主義」なんて、どーでもいいや!ってなっちゃいますw
それと、エンドロール中にはさまれる続編への布石映像がいいんですよねー!

いやーーやる気じゃん「ハッピー・デス・デイ」シリーズ!

スタッフもキャストも共有している、新しいことやるぞ!な心意気。これに乗らないでか!です。
ちなみに、本作をみたあとすぐ自分が思ったのは…

やばい!1作目もう一度みたい!

こんな風に思わせてくれる映画って、絶対イイ映画じゃありません?
というわけでパート3が死ぬほど楽しみです!
ちなみに、ほぼ決定の3作目が最短公開されるのはおそらく2020年の秋以降だとか。
監督脚本コンビのインタビューを読んだら「おれら3作目のめちゃいいアイディアもう思いついたもんねーー!やばいよーー!」って言ってました(意訳)。

これは…BTTF3レベルのジャンルベンダー来そうですね!楽しみしかない!