前作「ハッピーデスデイ」の直後から始まる1作目を見ている前提の続編。
これは2作品で１つの映画として捉えましょう！
なぜループしてしまったのか、
繰り返す朝にカーターは机の下で何を探していたのか、
起きた直後の廊下から聞こえる「うるせぇ！」は誰に対して言ったのか、
頻繁に起こる停電の原因は？など、
前作で散りばめた何気ないシーンや、語られなかった謎が全て種明かしされて、伏線回収の素晴らしさが見ていて気持ちが良い。
1作目は割とホラーを意識して作られたのに対して、今作はガラリと変わってSFコメディとなっているし、クライマックスに連れてまさかまさかの感動大作！？色々考えるとこの映画めっちゃ練られて作られてますね。
ツリーがせっかく抜け出したループ世界に再びカムバックし、しかも別の次元の世界にとゆう訳わからなさとイライラを観客にもぶつけて来てくれます笑。
真犯人も別の次元では違うのね。
赤ちゃんマスクの殺人鬼に殺されるより、自殺した方が楽とゆう理由で色んな死に方ダイジェストを最高な音楽に合わせて魅せるシーンなんて、製作サイドのおふざけが伝わってくる笑。
ツリーがビキニでダイブした先が面白すぎました。
別の次元のループ先は同じ人物でも関係性、人格が違くて、しかも死んだはずの母親が生きているとゆう世界。カーターの言葉「ここは君が生きる場所ではないかもしれない。」この言葉滲みました。
前作で車中で寝ていた可哀想なライアン。彼の視点で描かれる別のループも「バックトゥザ・フューチャー」をめちゃくちゃリスペクトしてて最高。前作で脇役だった人たちの活躍にも注目してほしい。
ライアンが2回目にループしたときに「これはインセプションさ、さぁ目を閉じて夢を見るんだ」的なことを言っていたシーン爆笑しました。
メインエンドクレジットの後の映像で描かれるラストシーンはもう素晴らしくて、この内容で是非３作目作って欲しかったですけど、今作が本国では興行収入があまり振るわなかったため、今のところないみたいですね。監督自身は面白いアイディアが頭の中にあるみたいですが。。。
見る時は是非前作とセットで続けて見てほしいです。他作品のリスペクトも多いので映画好きほど見てほしいです。
今回も冒頭ユニバーサルのロゴマークは粋な演出で大満足でした。
