このレビューはネタバレを含みます
デュべコート、おもしろ。布団カバーのようだ、と思ったけど着たらちゃんと美しい、
顔を黒く覆うと服が際立つね
最初に決めたイメージは変更されることはなかった、アートとしてはそれが大事なのかもな、最初のインスピレーションに魂が宿る
ユニフォームは白衣だった、白は見栄えがする、ディオールのアトリエを連想。
空き地ショー、ギャングと手を組み子供たちが座り込んで見物、楽しいな、
私たちのショーは誰もが平等、白衣のポケットから紙吹雪をまくスタッフたち、めっちゃいいな
ショート丈のジャケット、こう畳むとこう吊せる、おもしろ、収納のことを考えたハイファッションおもしろ。後ろで止める、割烹着みたいだな?
足袋ブーツ、白いタグ、
メイクが未完成であること、
ビジネスをやりたくないマルタン、プレーはしたいけど、結果に責任は負いたくないの、喝破
商品化となると発表することに躊躇、
カルト的なファンクラブ、何を売るか発表してないのに完売してしまう、
Weと称することにしたスタッフたち、マルジェラを守るように、暗号のように、個人を特定されないように、連帯のためなのか、
邦題、『マルジェラと私たち』としたのはもったいない、『私たちはマルジェラ』かもしれない、『私たちのマルジェラ』かもしれない、we loveかもしれないwe hateかもしれないのに。「私たち、マルジェラ」でよかったのでは
なんでも個人的に受け取り感情的になる、それは若さ、いいな。みんな知的でいいな。
白の話、白いスクリーンは映し出す、
マルタン・マルジェラはどうやって生きているんだ、creative person、クリエイティブな人は機械にはなれない、絵を描いたりしている、生きていてくれて良かったけれども
ハイファッションに詳しくないうえに予備知識なしで見たので、いまはもう引退していなくなってしまったひとの影を追っていたと知ったときにやや肩透かし、同時に切なかった、生きていてくれているならいい、という気になったり、やっぱりファッション業界って、ギョーカイジンであり続けるって、しんどいよな、とか。
ファッション・ドキュメンタリーのキラキラに食傷気味だったのでちょうどよかったかもしれぬ。