タカシ

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のタカシのレビュー・感想・評価

3.2
『第七作作られるに決まってんのに完結編だってよwww』


というわけでジュラシック・ワールド三部作の完結編にしてジュラシックシリーズの総決算的作品。

もうメインの登場人物が多すぎて訳わかりません。最後の方なんか画面が人でガチャガチャしすぎて超横長画面のシネラマで撮影したらよかったんじゃないかな(皮肉)。

ツイッターやらFilmarksやらで、やたらとイナゴイナゴ言うんで「もうネタバレやめろや!」半ばキレ気味で観に行ったら、なんとそれがメインのストーリーなんだね。ビックリした。

前作のラストを受けて、と思ったらこの第三作、なんにも受けてない。

恐竜をゾンビとかエイリアンとかに置き換えてだよ、前作のラストで「とある組織が秘密にしていたゾンビ(エイリアン)を世界に解き放ってしまいました、さてどうなる?」って言ってるのに三作目で「いやまあゾンビ(エイリアン)、そこら辺にいるけど、まあなんとなく共存してます」って言ってるようなもんじゃん。
「それはそれとして、なんかイナゴ大変なのよ」って。
なにそれ。

今いる野生動物すら次々と絶滅している世界で恐竜の居場所はあるの?
逆に過剰に繁殖しちゃったらどうすんの?
肉食恐竜どうするの?
みたいな期待はすべて打ち砕かれたね。
お前は「最後のジェダイ」無視して出来た「スカイウォーカーの夜明け」か?!って突っ込みそうになったよ。

町中に恐竜がいたら?という第二作「ロスト・ワールド」よりずっと手に汗握ったマルタ島の市街地チェイスはすごい迫力あったのに、結局狭い閉鎖空間に舞台が移るのも本当にもったいないと思った。

個々の登場人物はもちろん良かったにもかかわらず、多すぎのせいで、視点が分散されすぎて落ち着かないし、上映時間も長くなった。
本当に個々のキャラは大好きなのにもったいないよー(相変わらずブライスダラスハワードはサービス満点で大好き)。

結局このシリーズは、一作目の興奮を段々盛り下げていくシリーズだったなあと思った一作でした。

シリーズ第九作(次の三部作の完結編って事ね)はまた前のシリーズからキャラ総動員になるはずなので、プラット、ハワードの二人は今から肩あっためとくように。
劇場(字幕版)にて。22.09.15
2022 #016
タカシ

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