フランコ

樹の詩のフランコのレビュー・感想・評価

樹の詩(2018年製作の映画)
2.4
キルギス語初のミュージカル映画ということだが、民族音楽色は薄く、いかにもロシアで学んできましたみたいな曲調でバッキングもチャカチャカしていて面白味はない。こんなに美しいロケ地や、豪華絢爛な衣装があっても活かせておらず、撮影が弱く感情が乗ってこない。

画面左からヒーロー・エセンが歩いてきて、右からヒロイン・ベギマイが歩いてきて、画面下部手前にはかわいらしい高山植物が花を咲かせており、左半分は青、右半分はピンクが写っていて、エセンとベギマイが手を取り合いくるりと周り、ベギマイの前に青、エセンの前にピンク、ってショットは結構好きだった。あとベギマイの父・バザルバイ斬首のシーンで、刀を振り下ろすと後ろで演奏している弦楽器にカットして弦がブチっと切れる描写には驚いた。
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