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テッド・バンディのunknownのレビュー・感想・評価

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
3.4
世界で最も有名なシリアルキラーの1人、テッド・バンディ。捕まった当時に付き合っていたリズとの蜜月時代と別れ、リズと別れてから結婚〜テッドの子供を産んだキャロルとの関係や法廷闘争を中心に描いているから、テッドによる猟奇的なクライムシーンや嗜虐的な性癖描写ががっつり見たいって人にはちょっとガッカリな映画かも。(自分もかなりガッカリ💧)リズによる回顧録を基としてるようなので仕方ないかも知れないが。。

テッドがリズと付き合ってた当時は仲睦まじい恋人同士のように描かれてたけど、別のドキュメンタリーでテッドは「彼女とはあまり共通点がなく、本当の自分をさらけ出せなかった。」と言ってて、彼女との関係の中で生じたフラストレーションが犯行の一因であることは確かなような気がする。

もっと遡ると私生児として生を受け、祖父母を父母と、母を姉として暮らした幼少期にテッドの歪んだ人格が形成されたと思われ、その辺り凄く興味あるのだが、それだけでもう一本映画撮れそうだ。

結局、彼が他者に見せる顔は全て虚像で、殺人を犯してる時だけ仮面を外して、解放された本当の自分になれたっていうことなのかな。。

死体の太ももに決定的な証拠となる歯形を付けたのは「これ以上犯行を続けさせないでくれ」というテッドの切実な願いからわざとやった、という説もあるそうだが、だとしたら、死刑判決になってしまったのもわざとそうなるようにし向けたのかなとか色々考えてしまった。

ベッドの中で懐中電灯当ててガン見してたのは裁判資料なんかではなく、リズの身体だったってのは、よく分からんが気持ち悪&怖😱

あと、ザック・エフロンが段々と若い頃の前田吟に見えてくる不思議さよ。。
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