意識不明に陥った疎遠の父親を襲った突然の異変。
その謎を解き明かそうと、古びた別荘を訪れたヒロインを待ち受けるのは、過去の秘密と戦慄の恐怖。
2018年のインドネシアのホラー映画。
監督は『シャドー・オブ・ナイト』のティモ・ジャヤント。
内容的には、アジア版『死霊のはらわた』。
ストーリーは特に捻りが無く、ただひたすら主人公たちが逃げまどうだけ。
アジア・ホラー独特のグロさが全開ですね。
気合の入った特殊メイクはさすがです。
そして小道具。
日本人にもなじみ深い黒い長い髪を使ったホラー描写や、人形を使った骨折描写などバイオレンス映画とは違う怖さというかエグさがあり、新鮮でした。
また、インドネシアという土壌だからこそ出せる独特な悪魔伝承や信仰のあり方などは、日本や欧米などとはかなり違って、こういう文化の違いに触れられるのは映画のいいところですね。
とはいえ、この映画が怖いかどうかは見る人の感覚次第だと思います。
ホラー映画大好きで、ホラーばっかり見てる人にはなんてことない映画ですが、ホラーが苦手な人には十分怖いでしょう。
スプラッタ描写やグロ描写も多くあり、ホラー苦手な人には衝撃的な作品になっているかも。
アジア映画特有の雰囲気が楽しめる人におすすめします。