「課長、死んじゃったかもしれない」
薄暗い倉庫で黙々と若い男性:今野が働いていました。仕事を終えて、車で帰宅しようとすると職場の顔見知りの女性:西山が話があると言ってきます。
レストランで2人になり話を聞くと、西山は課長が死んだかもしれないと話してきます。今野と日浅課長はとても仲良かったのでした。
話は一年半前に遡ります。
今野は埼玉の本社から先月、盛岡へ来たばかりでした。
今野が仕事をしていると日浅が禁煙のところで煙草を誘ってるきました。
親しくしていた人が急に姿を消して、その人を
第157回芥川賞受賞作品の映画化です。
岩手を背景に、なんとなく過ぎ去るような、ゆっくりとした時間が観える映画です。
とても濃い時間を過ごした親友であり、恋人?であった相手が突然姿を消し、その人が自分の知らない面を持っていたとしたら…別人のような人だったとしたら…
多かれ少なかれ、人はそんなようなものだと理解できそうな映画でした。
「人を見るときは、影の一番濃いところを見るんだよ」