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ハイ・フライング・バード -目指せバスケの頂点-​​の10000lyfhのレビュー・感想・評価

2.5
米メジャープロスポーツの巨大資本/労使交渉/人種問題を端的に描いた作品.米社会で,特定のエスニックマイノリティ内の共通認識(具体的に「黒人トップアスリートは高収入でも金持ち白人オーナーの奴隷」など)を,非当事者がオフィシャルに(具体的にネトフリ資本映画のような媒体で)表現するのは非常にセンシティヴで難しいし,メインキャストがほぼ全員黒人でエボニクスや黒人特有のジェスチャーのディレクションや,内容的にも黒人映画的な作品を撮ることは難しかったはずだが,この挑戦には敬意と感謝(黒人でなくても「黒人映画」が作れる世界であって欲しい).内容はアメリカ人の「大人」の常識を再認識する程度なもので,また米プロスポーツに興味がなければ楽しめないだろう(なのでこの点数.てかソダちゃん NBA ファンなんやね).映像はいつもの安定のソダちゃん(2人の会話を真横から/カメラが被写体の周りを回る長回し/次シーンの音声を前倒しなど)(てか iPhone とはこのレビュー投稿直前まで知らず汗.あのコミュニティセンターバスケコートの旋回長回し,手持ちで撮ったんか?).編集テクとして,48時間前のフラッシュバックがストーリーの時系列のどこだったかを,あらかじめしおりのように明瞭に示しておいたエスタブリッシングショット(サウナシーンのことね)をメモメモ
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