ベタな展開を想像すると、それを裏切られたような気がした本作。
その”裏切り”が、果たして歓迎されるべきものかどうか...。
多くのレビューに見受けられる通り、一番大きな悲しみを味わう事になったのは(当事者のジョーを除いて)マックスだろう。
唯一無二の存在の喪失を、二度経験する事になってしまった。
会議でフットボールの喩え話になった途端饒舌になるジョーが愉快で見所。
その他にも突っ込みたくなるような笑える描写がちらほらと。
手放しにハッピーエンドとは考えにくいラストシーンも含め、あえてジャンル分けするとしたらコメディ調のヒューマンドラマかな。面白かった。
