ひでやん

天国から来たチャンピオンのひでやんのレビュー・感想・評価

天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)
3.9
フットボール選手のジョーは交通事故に遭い天国へ。
ジョーの寿命はまだ50年もあり、生還するはずだったが、天国の案内人の手違いにより天国へ連れて来られた事を知るジョー。
「ファンタジー」で始まるストーリーに冒頭から引き込まれる。

天国職員のミスで死んでしまうなんて、
たまったもんじゃないね。
今すぐ生き返らせろ、バカヤロー!てなるわ、そりゃ。
しかし、自分の体はすでに火葬されていた…。
乗り移る体を探す事になる。

大富豪ファーンズワースは、妻とその愛人との共謀で殺害される。
そのファーンズワースにジョーが乗り移る。
殺しても死なないファーンズワースに愕然とする二人。
つかの間の「サスペンス」が「コメディ」になる。コミカルとシリアスのバランスが素晴らしくて笑った。

フットボールチームのトレーナーであるマックスのキャラが好きだった。
自分の事を解ってくれる人がいると心強くて救われる。

ファンタジーからサスペンス、
サスペンスからコメディ、
コメディからロマンスへとテンポ良く展開されて、ラストは感動。

とりあえず一時的にコイツの中にって感じでファーンズワースに宿ったジョー。
期間限定の体だったから切ない展開になった。

ジョーとベティは「出会い」と「巡り逢い」をした。
失われる記憶は寂しいが、きっと二人は新たな幸せの記憶を覚えていくのだろう。
ひでやん

ひでやん