2020年5本目の劇場鑑賞。
令和60本目の劇場鑑賞。
ヒトラーユーゲント(ナチス青少年団)の立派な隊員に憧れる10歳の愛国少年が、
自宅にユダヤ人少女が匿われていることを知ってしまい、
少女との思いがけない秘密の交流を通して真実に目覚めていく姿を、
戦争への辛辣な眼差しとともにユーモラスに描き出す。
良作量産スタジオ“FOXサーチライト”の作品。
ヒトラーを心の友とする少年とユダヤ人少女の交流が描かれる。
少年の目線で戦争映画にユーモラスを交えながら、
成長していく過程を見せてくれる。
ナチス批判だけになってない作りが良かった。
少年の脳内フレンドがヒトラーという設定も面白い。
タイカ・ワイティティ監督がヒトラーを自身で演じるが見た目もそっくり。
オープニングで第2次世界大戦下のドイツが舞台なのを完全に無視した、
軽快な楽曲“ビートルズ”が流れる軽やかさがいい。
ジョジョ演じるローマン・グリフィン・デイヴィスと、
エルサ演じるトーマシン・マッケンジー2人の初々しい好演と、
スカーレット・ヨハンソンやサム・ロックウェルの存在感のある演技も見事。
しつこいまでの“ハイルヒトラー”。
でもジョジョがやると可愛いく見える。