選択肢なんて無かった
生まれた場所が"ここ"
イリノイ州ロックフォード、アジア系のビンは継父の暴力を受けて育ち、同じような境遇の黒人キアー、白人ザックと一緒に家を抜け出し、スケートボードにのめり込みます。
犯罪率が高く、アメリカで最も惨めな町と揶揄されるこの町から抜け出したい友人、若くして子供ができた友人、暴力しか知らない俺たちは何処へ行き、どうやって生きていけばいいのか。
スケボーに乗って現実を振り払う日々、回し始めたカメラに未来を託し、出来上がった一本のドキュメンタリームービー。
生まれ落ちたこの世界は行き止まり
折れたデッキ 置き去りの日々と町
これが現実 1つだって嘘はない
SK8でJOINT 忘れたいクソなLife
感想です。
すっかり1つ飛ばしの座席に慣れて、木曜日のインターネット予約時点でも1つ飛ばしの指定だったので、そのつもりで座席に着いたところ、鳩目がしこたま付いたスニーカーの女性が隣に座り、「!!!?」
映画館の予約ページを確認したところ、全席指定できるようになっていました。「座席間違えてません?」と声をかけるところでした笑
それはさておき本作ですが、彼らが歩んできた人生とは裏腹に、なかなか平坦な描き方です。世の中の評価とはこれまた裏腹に、退屈で退屈で仕方ない90分間でした。
ストリートカルチャー大好き人間なので、スケボーのシーンは大好きです。あえて使っているのでしょうけれど、トリックが失敗するシーンを多用しているのが、彼らの人生をなぞっているようです。
暴力を受けて育った彼らの暴力の連鎖と、連鎖を断ち切るための選択も、お前がそっちで、お前はこっちなのか、、と居た堪れない感情が立ち込めます。
ただ、一刻も早くこの映画が終わって欲しいと願うほどに退屈でした。
エイス・グレードも合わなかったので、オバマがくらった映画は、おれはくらわねえ説が立証されつつあります。
隣の女性は号泣していました。
ちょいとレビューの書き方を変えてみました。
最近リリックを書く機会が減って欲求不満なので、映画の登場人物だったらという視点で4小節書いてみようかなと、ふと思い立ちました。
文字ベースなので、韻は判り易く踏んでいこうと思います。