吉田ジャスティスカツヲ

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

4.4
もう説明はイイよね『MCU』
…を追いかける身分として【絶対に経由しなければならない一本】であり…
同時に今作を単品料理として頂くには、味がわからな過ぎるでしょう作品でした🤯それも【結構ツラめに】。


ケヴィンファイギ氏が「この映画がサムライミ映画だということを忘れちゃいけない」と言っていました。
またサムライミ監督が「私はMCU映画を撮った」とも言っていました。
その【2つのバランスにまったく危うさがなく、とても自然に見えるところ】がこの映画の驚異的なところなのだと思います😳

ライミ監督らしくドッキリホラーが満載なのですが、それよりとても大事なことは…
"トビーマグワイア/スパイダーマン"とは対極にありましょう"ドクター・ストレンジ"というヒーローを描いても、その物語には彼のスパイダーマンの精神が貫かれているって部分に、この監督の真骨頂を感じとりました🥴


しっかし…以前から懸念していた心配ごと【マルチバースを題材にするのは、よほど手腕が高くないと取っ散らかったり、架空の世界の出来事ならばハナシがどうでも良くなること】のギリギリ一歩手間で踏み留まった印象😅

記憶に新しいスパイダーマンのように感動と痛快さにシンプルにつながった例はともかく…
今回は登場人物の一人が「別の世界の自分が幸せなら、それで良くねぇ?」などと語ります。

どうしたって他のバースの自分との関係、バースの境界が曖昧になる状況など【「設定」に対してコチラ脳細胞をフルに働かせ解析しながら観なきゃ】なので、やや混迷にも陥るのですよ。
なので深く考えず、目の前の激しい光景を受け止め続けるように観た方がベターかも🤫