うろもとうとか

21ブリッジのうろもとうとかのネタバレレビュー・内容・結末

21ブリッジ(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

チャドウィックボーズマン
二言目には
ブラックパンサーがついてくるであろう彼
劇場公開された遺作的な存在が
MCU関連だったら
個人的に彼への思い入れが
こんなになかったと思う
ブラックパンサーを駄作とは言わないけれど
同じ正義を貫く存在として
圧倒的に今作の彼の存在が好みであった
心から格好いいと思わされる役柄であった
初っ端の近年稀に見る勢いで殺される警官達
JKシモンズの殉職者の家族に対する
丁寧な台詞もズシッと乗っかり同情させられる
しかし徐々に徐々に
警察側の違和感を膨らませていく
その膨らませ方
マイケルが計画通り死んだあとの
ヒヤッと気持ち悪い警官達の呼び掛け合い、天晴
"犯人を殺しまくってきた"
そんな噂を安易に受け取りアンドレに
ささっと殺して貰おうという
部署の浅はかさが見えてくる中
勿論アンドレの目は誤魔化されず
むしろ犯人達すら想定より賢い動きをし
もはや主役寄りにシフトしてくる
罪を犯したものは割とみんながみんな
天罰かのように死んでいくものの
繋がれた最後の善足掻きで
気持ち良く全てを晴らすアンドレ
彼の言葉だからこそある説得力で
"正義"が勝つ、真っ直ぐに
一度見終わってもう一度冒頭を観ると
言葉の重みや印象が全然変わっている
もうそれなりに経つけれど
改めてチャドウィックボーズマン
彼にご冥福をお祈りしたい