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火口のふたりのsingerのレビュー・感想・評価

火口のふたり(2019年製作の映画)
3.0
2019年のキネマ旬報ベスト10の第1位らしい。
んー。

んーーーーーー。

ノーコメントで。

っていうわけにはいけないんだろうけど、感想に困る作品だったのは間違いないです。
「火口のふたり」っていう通り、本当に二人だけなんだなぁとか、
柄本佑と、瀧内公美の破廉恥で生々しい演技など、
確かになんとなく雰囲気はあるなぁとは思ったけど、
そこまで絶賛されるような作品には感じなかったですね。

でも、柄本佑は、「きみの鳥はうたえる」、「アルキメデスの大戦」と2作品を観て、いい俳優になって行きそうなポテンシャルの高さは感じたなぁ。
演技というより、その役柄の空気感を出すのが抜群に上手いなぁと感じたし、
今年の日本アカデミー賞に助演男優賞で優秀賞を獲っているのも納得。
でも、演技という点で見れば、「アルキメデスの大戦」の助演より、
この「火口のふたり」での主演男優賞の方が、受賞に相応しい気もしました。

一方の瀧内公美も今作では身体全体で魅せる演技が光ってた思うし、
キネマ旬報のベストテンの中では、主演女優賞に輝いているんですが、
こちらも日本アカデミー賞の優秀賞に入ってないのが不思議な位に感じましたね。

上手く評価をするのは難しいし、面白いとは言えない作品でしたが、
自分の中では、やっぱり主演の二人に観るだけの価値は十分あったなぁと思いました。
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