ヴェア

AI崩壊のヴェアのレビュー・感想・評価

AI崩壊(2020年製作の映画)
2.4
脚本崩壊。

全く意外性や裏切りがない。
個人的な好みの話しだけど、近未来を描く映画は現在・リアルの目線で観るからこそ、「こんな期待や不安がある」と、作品の中で提示して欲しいと思う。
終始「あっ、ハイハイこのパターンね」、「次こうなるやろ、ほらね、ホラホラ」って感じ。

その原因は、脚本のメインが、「逃走劇」と「タイムリミット救出モノ」という極めて古くからあるフォーマットを踏襲した作品になっているからだと思う。AIをもっと全面的に押し出して欲しかった。

余談だけどこういう映画の警察や捜索の描き方って、『踊る大捜査線』から全く進歩してないなぁって気がした。
2030年を描くこの映画に平成初期の古臭さを感じた。
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