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12か月の未来図のMISSATTOのレビュー・感想・評価

12か月の未来図(2017年製作の映画)
3.8
子ども絡みのフランス映画が好きなので、見てきました。

この映画、子どもと大人の間だけでなく、子ども同士、そして大人同士がそれぞれ偏見を持っているところから、徐々に変化する者、しない者、社会背景なども含めてリズム良く描いていて、すごく面白かったです。
出てる人みんなが仲良しこよしになったりしないし、その様子はとてもリアル。

鑑賞後、経済格差と教育格差の相対関係は日本でも問題になっていることなので、参考になるのでは?と思ったけど、そもそも日本の教師は「勉強を教える」以外の、社会から教師の仕事だとされているけど実際は非合理的な仕事となってる内容が多すぎて、まずはそこの切り分けから始めないとダメかもしれないなぁ…と暗澹たる気持ちになりました。
学校に多くは望まないから、生徒も教師もそれぞれに完全に別の人格を持っていて、共通事項は人間であることと一人残らずそれぞれに人権があることを理解する教育現場であって欲しいなとしみじみ感じました。
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