アラバン

クーリエ:最高機密の運び屋のアラバンのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

傑作。
重量級のドキドキハラハラが続く緊迫感溢れるスパイ映画でありつつ、ソ連の情報提供者との固い絆と、夫婦関係を描いた人間ドラマとしても素晴らしい。

KGBにマークされたので一旦はスパイ行為を中止したものの、情報提供者を亡命させるために危険を顧みずに自らソ連に向かうところはたまらんくらい熱いし、

キューバ危機のニュースを見ながら、グラスを置くタイミングをシンクロさせて、妻がすべてを理解したことを表現したシーンも最高。

そしてなによりカンパーバッチ。
映画のクオリティーに、役者がいかに影響を及ぼすかを改めて。


背景となるキューバ危機よりもむしろ白鳥の湖の内容が要チェック。
観劇シーンに尺を取っていたので、後で調べたら示唆に富みまくっていました。
基本的な一般教養がある人は今更チェック不要ですが。。。
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