サンタクロースの起源を描いた感動のアニメーション映画✨サンタクロースにまつわるアレコレについて、宗教的な神話性を控え目にし、現実的な舞台の中で普通の人々の「優しさ」によって我々の現在知るサンタクロースが生まれる姿を描いたことで、大きな感動を生む作品になっています。
19世紀、ノルウェー王立郵便局を運営する父の庇護のもと、日々ダラダラと贅沢生活を送るジャスパー。ついに父の我慢も限界に達し、荒れ果てた最北の地に赴任し6000通の手紙を処理しなければ経済的援助を切ると言われ... 困り果てたジャスパーは人里離れた場所でひっそりと暮らすクラウスという男に目を付ける。
クリスマスの起源の話なのに、宗教的な要素はほとんどなく、めちゃダークな世界観から始まり「これ、ホントにクリスマス映画？」となるところから、ごく普通の人間であるジャスパーとクラウスがもたらす優しさや思いやりによってどんどんクリスマスらしさが形作られていくのがめちゃくちゃいい🎄
でも、最後はちゃんと厳かな神話性も加えられ、まさに映画の中で対立する二つの部族が融和していくように、本映画もキリスト教徒もそうでない人も全く同じように楽しめるようになっているのが素晴らしいです！
キャラクターも親しみやすい愛すべきキャラが多く、2.2Dくらい(?)のアニメーションもとても味わいがありきれいです。コメディ要素も非常に上品な味付けになっており、とにかく気分よく観られる作品でした😊
