shishiraizou

アスのshishiraizouのレビュー・感想・評価

アス(2019年製作の映画)
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11章11節とか、ウサギとか、しゃらくさいなーと
面白げな雰囲気はあるのだけれど、ルール設定が曖昧でどうとでもなるから、サスペンスが盛り上がりきらない。襲撃者たちの動きや表情は、この世界より発したものでなく、どこかのホラーから借りてきたもの故に説得力に欠ける

独特なフォルムのハサミ・スクリュー・ゴルフのパターといった、斬撃と打撃の中間のような鈍い痛みへの感覚
片側の均衡がズレてまっすぐ動けないこと(足の痛み、ボート、地上と地下、ミラーハウス、ドッペルゲンガー…)
冒頭のもぐら叩きは世界観のあからさまなヒントを示して、そこからゆっくり離れていく娘はそのあと繰り返される「ゆっくり動くこと」のモチーフのはじまりになる
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