まあちん

宮本から君へのまあちんのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
4.3
2021年 25本目

原作の漫画に心震えた者としては
原作への愛に溢れた作品(ドラマ版を含む)を作ってくれた、
脚本&監督の真利子哲也さんには感謝しかなく。

池松壮亮さんが完全に宮本になっていて。
米粒飛ばしながら吠えるところなんて、あぁ何て宮本なんだ!とジンときてしまって。
完全燃焼の熱演ありがたい。

蒼井優さん本人もインタビューで「大変だった」と答えていましたが、心も体力も削られる靖子を熱演。

この主演2人には感謝しかないです。

時系列を動かしながら、当然マンションでの決闘がクライマックスで。
拓馬を演じられた一ノ瀬ワタルさんがまた憎々しいくらい拓馬で素晴らしく。
あの非常階段での落ちそうで落ちない撮影はガチなのかハラハラして見てました。
拓馬の父親役のピエール瀧さんも説得力あり。

幾つかの台詞に漫画だと許せるけど、映像化されると「?」という部分がある事もたしか。

原作をどう映像化していくのか、確認しながら見ていた部分も正直あるのですが。
普段だとジュース飲んだりアイス食べたりしながら見ているのだけど、そんな事に意識がいかぬ程のめり込んで見ていた事に見終わって気付く。

エンドロールの宮本浩次さんの主題歌がまたグッときて。
タイトルの出し方がまたニクいね。
まあちん

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