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看守殺しの序曲のmingoのレビュー・感想・評価

看守殺しの序曲(1979年製作の映画)
3.8
まさかksで8mm観れるとは…初期山本映画は音楽はじゃがたらなので最狂にイケてる。音がとにかく良い、8mmのカラカラカラと相まって音きいてるだけで観に来た価値がある。肝心の内容は鬱屈した男の破壊衝動を日常的に淡々と描いた作品だが、松本俊夫や伊藤高志とほぼ同時代なので(本作はアートマンとspacyに挟まれている)全編通して実験的なのが「時代」を感じれて最高。イッケンイッケンパッで海に沈んでいくとこ好き。傑作「ロビンソンの庭」への香りがすでに充満している。

以下トークメモ
ほしのあきらさんの「フィルムメーキング」の本を読みながら作業した、はじめてのオーバーラップ作業など。はじめて映画と対峙できた、当時の閉鎖的時代を描いた。看守をぶっ殺して新しい世界に飛び出そうみたいなタイトルにした。

併映「秀」
これは映画ではないよね笑
秀は一昨年、死んだ。最後に観たのは、九州のラーメン屋でいちゃもんつけててひどいやつだなと思った笑
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