マリ認定、2019年世界ナンバーワン映画っ！！！！ 「巧さ」と「凄み」と「いつものやつ(作家性による個性、または遊び心)」と三拍子揃ってて、私は言葉もないよ。ボキャ貧ごめん。残りまだ数十分の段階で私、落涙した。内容に感動したんじゃなく、あまりの出来の良さに感極まったんよ。こんな涙、初めて。『ざくろ屋敷』からずっとずっと深田映画につきあってきてココまで来た、って感慨よ。まちがいなく深田さんの最高傑作。筒井さんにとっても。難役やりぬいた実日子も偉い。子役少年だけは初登場時に違和感あったんだけど、進むにつれて彼までも深田神の完璧創造(配置)物として全調和。ありがとうありがとう、そして心から“登頂”おめでとうございます。ほんと、世界中の映画ファンにこれ観てほしい。ゾワゾワムカムカヒリヒリクサクサな内容でカタルシスないけど、リ・ア・リ・テ・ィー。たまたま私個人は、秋葉原事件の加害者の弟さんの悲劇や、宮崎勤の一族の方々の悲劇に、ちょっと前に関心持ったりしてたから。浜の真砂は尽きるとも世に物語のタネは尽きるまじ！ フランスさんも、深田さんをずっと信じて支えてくれてありがとね。
