すごい...！
主人公たちが踊っているのを見ると涙が出てくるんですよね。きっと、それは「悩むより今この時を踊って過ごしたい」と思っているラテン気質なキャラクターたちが今にかけて舞うからです。
移民である彼らは出入りが激しく、いつこのメンバーで過ごせるのが最後になるか誰分かりません。経済的にも貧しく、日々の仕事で精一杯。チャンスを掴もうと足掻いてみても、移民ということで直面するどうしようもない現実と向き合わなければなりません。
そんなどうしようもなさを込めて踊るから彼らのダンスからエネルギーを感じるんですよね。音楽もラテン系ぽくてよいですが、情熱的で刹那的な彼らを見ていると、あんな風に生きてみたいなと憧れを抱いてしまうんですよね。
二時間半ということで最後は少し疲れましたがダンスも曲もカッコいいし見とれました！ミュージカルが好きならぜひ！
