2020.4.17 DVDで再見。
イギリス劇場公開時には映画館で鑑賞済み。
結構好きな映画です。シシースペイセクが脇で出演しているのもありますが如何にもアンサンブルって感じでそれぞれのキャラにちゃんと見せ場がある。
黒人への人種差別はアメリカの暗黒史というか今現在も続いているわけで当事者でも無い自分が軽々しくアレコレ言うのははばかられます。でもこの映画の舞台はたったの50年ほど前のこと、遥か昔のことでは無いのです。本当にあんなことが許されていたなんて信じられませんね。
南部では黒人女として生まれれば選択肢など無くほぼみんながメイドになる、そんな時代と場所。
雇い主の白人にこき使われたり、露骨な差別を受けたり。しかし悪い例ばかりでなく雇い主とある種の絆で結ばれていたりするのが救いなのかな。
ヒロインのスキーターと彼女の実家のメイドの話は涙が止まらなくなる。
また黒人メイドのエイビリーンと雇い主の娘の別れもまた涙無くしては見れない。
悲しいばかりでなく爽快な仕返しや無邪気なジェシカチャスティンにも救われる。
本当にみんな出演している女優さんたちが良かった。
あと憎っくきヒリーを演じたブライスダラスハワードの勇気も讃えたい。あんなやくを演ったら印象が悪くなるので誰もやりたがらなかったのではないかな。本当に憎ったらしかった。
約2時間半もありますが見始めたら止まらない。昨日も夜中過ぎに鑑賞を始めたのですが最後までそのまま見てしまいました。もう終わった時には午前3時でしたよ。
