綺麗ごとではすまない恋の物語。
恭一と今ヶ瀬のふたりが、周りの環境や人物に左右されながら距離を近づけていく。そんな光景を見つめ続けた2時間でした
大倉くん演じる恭一が、序盤から終盤まで一貫してクソ野郎で、どうしようもないな…と思いながら見ていました。だからこそ、終盤の恭一の選択には心からほっとしました
この映画は、今ヶ瀬との交流を通して恭一がすこしだけ成長する物語なのかなとさえ思った
成田凌さん演じる今ヶ瀬は、ただただ一途で、凶暴なくらいまっすぐで、恭一を手に入れるためには何でもする、というレベルの必死さを常に感じてぐっときました
観るまでは、バッドエンドで後味は悪い映画なのではないかと想像していたのだけど、わたしは観終わって、思ったよりも穏やかな気持ちになれました あのラストは、少なからず希望が見えるものだったのではないでしょうか…!