狂おしくも切ない恋愛映画である。
男同士だけど。
これ、よくジャニーズ事務所がオッケーしたなぁと思ったが、流石の行定勲監督クオリティ。
LGBTだの、ダイバーシティだの、偏見や差別を無くすべく方向で社会は動いてるワケだけど、それでも根底に流れる"常識的なあるべき関係"は多くの人の概念として根付いてるものだから、その一線を超える事にどれだけの躊躇と逡巡があるのかは想像に難く無い。
恐らく、無茶苦茶ゲイの仕草とか目線とかを研究して役作りに挑んだ成田凌の演技と、
如才なく社会を渡ってきた器用だけど優柔不断な優男を演じた大倉忠義に拍手。
まぁ、大倉クンと成田クンの組み合わせだからして、映像的に生々しくも美しいから、BL好きの女子の皆様は大満足した事でしょうが、
現実のBLは90%あのクラブに居た奴らですから。大倉&成田の見目麗しい組み合わせはファンタジーですからw