全体的にアメリカンなよく出来たエンタメ映画。
レースシーンの迫力がありどうやって撮ったのかわからないシーンもあり、出来れば映画館で観たかったかもしれない。
頑固で職人肌なドライバーが、フェラーリとではなく、巨大な企業フォードの組織と闘うことに殆どの尺が割かれている。
そこをどう感じるかで、かなり評価は分かれるかと。
ヒール役の重役が憎たらしくて上手かった。
現実ではもっと良い人だったらしい。
なので、かなりの脚色が入ってるとのこと。
現実では、初回のルマンはマットデイモンはフォードからではなく、自分のチームで参加しているらしい。
親子で座って語る場面など、親子愛、家族愛はアメリカ映画らしく素晴らしかった。
大の男たちの喧嘩を見守る妻も良き。
一番盛り上がったのは、ルマンではなく、
デイトナで優勝するところか。
ただそこにハイライトを持ってきてしまったために、ルマンで爆発という感じにはならない。
チームオーダーのエピソードはグッと来る。
肝心のフェラーリは勝手に〇〇するのが面白くないが、現実はそんなもんだろう。
息子は将来、何の職業についたのか気になった。そこについて不明なのは、自動車関連の職につかなかったということなのかな。