正直、車に全く興味ないので、この映画もスルー予定だった。しかし、町山智宏さんが去年のアメリカ映画では一番良かったというコメントを聞いて、恐る恐る劇場へ。
おんもしろかったなー。車に全く興味ない僕が大興奮しちゃった。
クリスチャン・ベール、マット・デイモン他、脇に至るまで役者さんが見事。そこに彼らがいる演技。特にクリスチャン・ベールの役柄は癖が強いので下手すりゃ浮きまくる役柄。そこに居たもんな。
響く名言連発。うろ覚えだけど。２回目観たくなるやつ。
カーレースシーンの熱量も見事。あのエンジン音が怖さと熱さを両立させて良い。
車会社の企業名、部品、いろんな専門用語が割と出てきて、よく分からない瞬間も多少はあるけど、そこまで気にならないテンポ感。車にテープ貼って風の流れかたを研究してたり、目から鱗なシーンも多々あり。
ケンカシーンでの、シェルビーが缶を持って殴ろうとするところ、これじゃ危ないと一瞬で考え直し、お菓子の袋みたいなものでケンを殴るとことか、多分彼らは思いあってるのをそこだけで感じ取れるシーンだったり、気付いてないけど、おそらく枚挙にいとまがない細かい演出がたくさんあるのだろう。
分かりやすいのは社長が泣いちゃうシーン。いろんな感情が爆発してて、笑っちゃうけどグッとくるやつ。
とにかく車興味なし男にもガツンと来させる素晴らしい映画を作ったジェームズ・マンゴールド作品に興味が沸いて、とりあえず観れるやつは片っ端から観てます。好きです。
ありがとうございました。
