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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカのkiuのレビュー・感想・評価

3.0
マスタードおばちゃんを応援しちゃう映画

ドイツに実在した殺人鬼を描いた作品。理性も知性もないシリアルキラーのお話ですが、一切の同情を許さない演出で嫌悪感が凄い。パワー系の精神異常者で性欲しかないケモノじゃん。これまで、よく人間社会で生活できてたな。。。

本作、役者と特殊メイクが良いです。ホンカを演じたヨナスダスラー君。ホンカの糞イメージのままじゃ可愛そうなんで、鑑賞後にググって「え?このイケメンが!?」っと驚いてあげてください。ちなみに日本の役者だと高杉真宙、新田真剣佑、横浜流星と同い年なんですが、この辺が(モザイク)出して演じてると思うと海外の役者さんは凄いねぇ。

『テッドバンディ』同様、実在シリアルキラーものですが、この手の作品は、キャラクター強すぎて映画の良し悪しが霞むな〜。



そういや、もう一人のストーリー、若者高校生はなんだったんだ?

青年ホンカと、おっさんホンカの時間軸を揃えたのかしら?A〜B〜Cの時系列を、①A〜Bと②B〜Cを同じ時間軸に揃えて、②のオープニングが①のエンディングにつながる的な???ピュアピュアなダサ坊が、どうやって歪んで殺人鬼になったのか的な???なかなか洒落たことやるやん!っと思いきや、なんだ全然関係なかった(笑)

この辺、原作読まないと判らない世界ですが、強烈な個性を持った客層が日夜呑んだくれてるバーが原題なんで、そっち方面のお話なのかもね。バーが主役。だらしない大人が、だらしない殺人を行い、それがホンカという客だったって話。
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