ダニー・ボイル×リチャード・カーティスという前情報からかなり大味な作品になるだろうなあと予想はしていましたが、やっぱりそんな感じで、ツッコミどころは多かった気がする。
アレンジの素晴らしさや文化的影響等が要素としてすっぽり抜けているのはしょうがないとしても、
設定そのものも風呂敷のしまいかたもかなり強引な気がした。
リチャード・カーティスって僕と君が幸せなら世界はどうなってもOKみたいなとこありますよね笑
他にもこの世界はSpotifyやApple Musicも無くなってしまったの？とか、
選曲もベスト盤的すぎる気もしたし、
なによりもっと、ジャックにとってビートルズがどんなものなのかを濃く描いて欲しかった。
ビートルズの曲が彼の人生にこれまでどう寄り添ってきたか、物語の中でどう寄り添っていくのか。ここが浅かったような気がしたし、物語が完全に楽曲に負けてた気がする。
とはいえ、気軽な気持ちでビートルズを知らない人に知ってもらえる機会として、
家族や友達とツッコミながらラブコメとして楽しく見るのが正しい見方だと思うので嫌な感じはそこまでしませんでした。
