【自分以外○○を知らない世界が訪れたら・・・】
上映時に鑑賞してからレビューを書けてなかったのでレンタルで再度鑑賞！
イギリスの辺境に住む売れないシンガーのジャック。
ある時幼馴染でマネージャーのエリーが出演にこぎ着けてくれたフェスへ参加するが、
散々な結果で終わってしまい、シンガーを諦めようとする。
その日の帰り、ジャックが夜道を自転車に乗って走っていたら、世界規模の瞬間停電が起きる。
辺り一面が真っ暗になった瞬間、ジャックはバスと衝突してしまう。
病院へ搬送されて一命をとりとめたジャック。
回帰祝いにエリーや友人たちからギターをもらい、「1曲歌って」とお願いされるジャック。
もうシンガーへの道を諦めようとしているジャックは、ギターにふさわしい曲をとあの名曲を歌う。
Yesterday...
all my troubles seemed so far away...
友人たちの驚き感動すら覚えているような顔で
「そんな曲いつ書いたの？」そんな言葉を並べてくる。
ケガ明けの自分をからかってるのかを思ったが、なんとあの日以降
ビートルズが世界から消えていたのだった！ーーーー
いやぁ、良い映画だった。
当たり前ですが、ビートルズにフューチャーしているだけあって
随所に楽曲が散りばめられており、ビートルズが好きな人にとっては
たまらない一作じゃないかなーと思います。
特にモスクワに行くシーンなんかは、制作側のビートルズへの愛が
すごく感じられました。
また、本作の良いところはビートルズのことがそんなに詳しくなくても
楽しめるようにマニアックな構成になっていないこと。
ストーリーもシンプルだし、小ネタはありつつもストーリーを鍵を握るわけでもないところが
非常に好感の持てる作品だったように思います。
終盤のホテルの屋上というか展望みたいなところでライブをするシーンは
すごくロックというかエモい風景で最高にかっこよかった。
あとは当時予告編を観たときもビックリしましたが、エド・シーラン役のエド・シーランね笑
確かに草の根シンガーだった身でいきなりエド・シーランのオープニングアクトなんて
分かりやすく大出世だもんね笑
そんなエドが全面降伏してしまう点からも、よりビートルズの偉大さみたいなものを表現していたのかなーなんて。
電話の着信音がShape Of Youだったのはウケた。
あとはもうとにかくリリー・ジェームズが可愛すぎた。
あんなん幼馴染にいる時点で羨ましいし、しかもずっと献身的に支えてくれるなんて最高すぎんじゃん笑
ビートルズ以外も色々消えてたけど、あれはビートルズに関連するものが
軒並み消えた、ということで合ってるのかな？
そう考えるとすごく深いなーーやっぱりビートルズへの愛詰まってるなーって感じる一作だったなと！
